IPPONアワード最優秀賞チームのうらがわ

今回は半月に1度開催される表彰制度「IPPONアワード最優秀賞チーム」のうらがわに迫ります。
最優秀賞に輝いたのはどのチームだったのでしょうか。そしてどのような取り組みをされたのでしょうか。
早速、そのうらがわを覗いてみましょう!もちろんインタビューは僕、トメマルが努めます。

それではグループ部門最優秀賞に輝いた加工技術課の小原さんと石山さんにお話を伺いたいと思います。 よろしくお願いします。
まずはグループ部門最優秀賞おめでとうございます。 今回、加工技術課ではどのようなプロジェクトに挑戦されたのでしょうか?
このたびは最優秀賞を頂きありがとうございます。
私たちは、今回『新加工技術のトライ』と題して新しい加工方法を考案しました。
新しい加工方法ですか!
それを考案しようと思ったきっかけなど、ぜひ教えてください。
加工技術課では、日々、最新の加工工法について検証を行っています。加工上での課題に対処するため、どのような加工ができるのか、新しい加工方法を模索し、お客様に提案しています。そうすることで少しでも負担が解消されるよう取り組んでいます。最近では、業界で話題の「揺動切削」という技術に注目しました。しかし、角スライド機ではこの技術を実現することが難しいとされており、それでもなんとか角スライド機で切粉を効果的に分断する方法は無いか。そういう思いから開始しました。
難しい課題のようですが、とても大変だったのではないですか?
切粉の効果的な分断方法を考え出すために、様々な動作パターンを試し、加工を繰り返し行いました。その過程で、現在の動作パターンが確立されました。しかし、この動作を実現するプログラムは、お客様には高度すぎて使いにくいものでした。そこで、他部署からのアドバイスを受け、従来のプログラムを簡単に分断プログラムに変更する方法を模索しました。この過程で苦労しましたが、その苦労が実り、使いやすいプログラムを作成することができました。
特許取得についてはどうですか?
特許出願に際し、多くの方々の協力やアドバイスを受け、無事に申請することができました。現在はまだ出願中ですが、その間にも日々改良を重ねて、さまざまな動作に対応できるよう努めています。 特許として自分たちの考案した工法が認められることはもちろん嬉しいですが、同時に製品化され、実際の機械に搭載されることや、お客様からの評価を受けることについては、喜びと同時に不安も感じるかもしれません。しかし、その不安も前向きなチャレンジとして捉え、お客様の期待に応える製品を提供するために今後も取り組んでいきたいです。
最後になりますが、加工技術課で更に挑戦していきたいことはありますか。
加工技術は広範囲で複雑であり、日々新しい工法が発表されています。常に最新の工法を追求し、積極的に検証、習得し、今後もお客様に提案できるよう努めてまいります。 まだまだ実現したい工法が沢山あります。少しずつ検証を重ね、お客様の負担を軽減できるような新加工方法を提案していきます。

今後も加工技術課の活躍が楽しみです。
この揺動切削については、先日プレスリリースもされました。
ぜひ、こちらのYouTubeもご覧ください。












【新登場】中村留独自の切粉分断機能「トライアングルカット」が登場!(youtube.com)
現場の負担を削るため、更なる挑戦は続きます。