EMO Hannoverのうらがわ

今回、トメマルは9月18日~23日までドイツ ハノーバーで開催されました「EMO Hannover2023」のうらがわに迫ります。
日本を離れてドイツの様子をみなさんにお届けします!

早速こちらのお二人に伺いたいと思います。 マーケティング課の掛山さんと久保さんです。よろしくお願いします。
最初にEMOについて簡単に教えてください。 
EMOは2年に1度開催され、東京のJIMTOFやシカゴのIMTSと並び、世界三大工作機械展示会と呼ばれ、金属加工・工作機械業界にとって最も重要な展示会のひとつです。 今回はドイツのハノーバーで開催されました。 来場者数15万人以上を誇る、規模に関しても世界最大級の展示会です。 その展示会に、弊社は毎回出展をさせていただいております。
それはすごいですね!
今回のEMOではどのような仕事をされたのですか? 
EMOではブース全体の進捗を管理し、機械の準備や現地でのデモ加工、動作など、全体的な展示の仕組みを担当しました。特に今回はWY-100Vの世界初出展という事もあり、お客様にWY-100Vの速さや加工精度の優れた点をいかにして実感していただけるかどうかを考慮し、現地でのデモやプレゼンテーションを用意しました。
私の方では、ブースデザインやレイアウトの調整、会場内の動画やパネルなどの展示物・アートワークのディレクション、特設ウェブサイトの企画構成、SNSでのPR等を担当させていただきました。こだわったところは、日本と統一した中村留のブランドイメージやカラーを出せるようなブースデザインを打ち出せるように、という点です。これまでのEMOではなかなか難しかった、中村留からエンドユーザーへの情報発信にも力を入れました。
世界最大級の展示会になると様々な国の方が参加していると思いますが、約何か国くらいだっだのですか? 
今回のEMOハノーバーでは45か国からの訪問があったそうです。
当社からは海外の販売代理店の方々も参加され、合計23社約30か国の海外代理店の方々が参加されました。
え~!!やっぱりすごいですね!
やはり英語以外の言語も必要になりますか? 
ドイツのハノーバーは、EMOだけではなく、多くの国際展示会場として使われている都市でもあるため、街中のレストランなどでは基本的に英語は通じるので、そんなに困る事はなかったですね。
南ドイツの方にいくと、英語が通じないような事は結構あります。結構ドイツの方は自国語を大切になさっている方が多く、英語が解ってもドイツ語で話掛けている方々とか結構多いです。私も何回かお医者さんにドイツにいるのに何でドイツ語を話ししないのか?と怒られたことがあります。
国内の展示会との違いはありますか?  
ドイツEMOは特にそうなのですが、会場が本当に広いです。見学などで回ろうとすると本当に丸1日かかってしまうくらい広いです。そういう意味では、JIMTOFみたいに本当に混んでいて歩く場所がない様な事はないので、ゆっくり見学できるのはいいですね。
JIMTOFも国際展示会ですが、海外からのお客様の数はEMOの方が圧倒的に多いです。欧州だけではなくトルコなどの西アジアや、中国などの東アジアからも来場されているのが興味深かったです。 そして会場がとにかく広く、見学時に難なく歩き回れるように、スニーカーを持ってきておいて正解でした。
EMOなどを通して仕事のやりがいを聞かせてください。 
EMOのような展示会に参加すると、いつも感じるのは、海外の販売代理店の仲間に再会できて本当に嬉しいことです。私はドイツに10年、アメリカに5年駐在させていただき、海外の代理店のみなさんとは本当に一緒に中村留の機械を売ってきた戦友であり、仲間です。彼らのために頑張ろうと思えるし、それがやりがいにつながっています。
色々な部署の方々が一生懸命向き合って出来上がった機械を世界中のお客様に紹介できることが、やりがいかなと思います。興味を持っていただくための仕組みを考えるのは難しいと思うこともありますが、アイデアや意見を出し合って形になっていくのは面白いですし、色々な方に中村留を知ってもらうことが、私たちの役割の一つであると思っています。
最後にドイツ滞在中のエピソードなど教えてください。
10年も住んでいた国でもあるので、本当に第2の故郷のような感じです。今回、ドイツに到着したときに、普通に本国に帰った感覚に陥りました。 それだけに、本当に大好きな国のひとつなんです。そして、やっぱりおいしかったのはパンです! なんでしょう…その噛み応えと香ばしさがたまりません。とにかく、パンは本当においしかったです!
私はドイツ語が全く分からないので逆に新鮮でした。スーパーでレジ前のベルトコンベアのような台に買うものを並べて清算を待っていた時に、店員さんが何やら私に注意しているようでしたが、何で怒られているのかわからず…。どうやら空になったカゴを所定の場所に戻して!と言われていたみたいでした。後ろに並んでいた現地人らしきご家族が助けてくれました。店員さんに申し訳なかったなと思った反面、日本とのちょっとした違いが妙に楽しかったです。

以上、ドイツ~EMO Hannoverの様子をお届けしました。