スロッティングツールを使って内径キー溝加工してみた

前方

1.お客様の要望を聞いて

内径キー溝加工を行うにはスロッター、ブローチ盤、放電加工機などで加工を行うやり方があります。
一方で、複合加工機で「旋削、ミーリング加工、穴あけなどと一緒に加工出来たら楽なんだけど」というお客様の声を多く聞いてます。
要望を聞くとどうしても実現したいと思い、色んなツールメーカーさんをあたってみました。

そんなときに出会ったのが、このツールです!

スロッティングツール
スロッティングツールの外観

2.スロッティングツールの特徴

スロッティングツールという工具です。こちらはドイツのBENZさんのスロッティングツールです。
ブリゲッティさんのツールも有名ですね。
どちらも海外メーカーのツールですが、発想がとてもユニークなんです。

後方
まず刃物が後方に下がります。
前方
次に刃物が前方に出て、ワークに接触。

このようにキツツキのように刃物を往復運動させることで、溝を加工していきます。

今回はSC-100という1タレットの機械で加工してみました。

SC-100の内観
SC-100の内観

3.どうやって動いている?

で、これよく頂く質問があります。「これどうやって動いてるんですか?????」
特に機械や工具好きの方は駆動方式が気になって仕方ないという感じで、食い気味に質問を頂きます。(お気持ち、とてもとてもよく分かります。)

SC-100_ミーリング加工

実はこれミーリングでも使うタレット内部の回転機構をホルダー内で直線運動に変換することで、この動きが実現されています。(これ作った方、絶対頭柔らかいと思いました。)
これにより標準の機械でこのような特殊な加工が出来るようになってます。

キー溝加工ワーク完成品
加工後のワーク。キー溝完成してます。

4.まとめ

まさにツールと機械がうまくコラボレーションされて、新しい複合加工の領域が出来ているのがとても興味深いと感じました。
またこのように面白い加工ツールと複合加工機の事例を紹介出来ればと思います!