明けましておめでとうございます。昨年も多くの皆様に大変お世話になりました。我々が昨年一年通して業務に励むことが出来ましたのも、皆様のご支援があってのことです。皆様のご厚情に心より御礼申し上げます。
昨年は新型コロナウィルスと闘い続けた一年でありました。出張や訪問が制限される中でどうお客様と交流させて頂くか、ソーシャルディスタンスを保ちながらいかに効率的に仕事を進めるかなどの難題が目の前に立ちはだかりました。
「行動から始めてみよう」これは昨年弊社が学んだ大きな財産の一つです。賛否両論があるアクションもやってみたら、実行したから分かる良い点も改善点も見られました。Web展示会では500名以上のお客様にご視聴頂き、新製品や新機能への質問にリアルタイムでお答えしました。従来リアルの展示会に行きたくても参加出来なかったお客様が「ようやく留さんの展示会にこられました」と言って頂いたのがとても印象に残っています。工作機械のサブスク「ストライク」やプログラム作成請負サービスの「プログラム代行」という新規事業もスタートし、実際にお客様の工場でご利用頂く実績も出始めております。
こうした2020年を踏まえて、2021年はお客様に「情報」だけではなく「価値」を届けていきます。特に2021年は「機械」「ソフト」「自動化」という3つの分野で数多くの新製品のリリースを予定しています。弊社では10年先の姿を見せる参考的な技術ではなく、「お客様がすぐに効果を実感できる」製品に集中してものづくりをしています。これは最新のテクノロジーを使わないということではなく、それらを十分に活用した上で「すぐに使える」製品にすることを大事にしています。これは我々自身も工作機械の大ファンであり、1ユーザー1オペレーターであるためにこうした機械が増えた方がものづくりの業界全体が活性化されると思っているためです。
本年も多くの方々と工作機械・光学機械を通して交流できることを心から楽しみにしております。皆様のご多幸とご健勝を祈願して、年頭のご挨拶とさせて頂きます。
中村留精密工業株式会社
専務取締役 中村匠吾