中村留精密工業株式会社は、独自開発の切粉分断機能「トライアングルカット*1」を進化させ、新たに「高速トライアングルカット」を発表いたしました。
「高速トライアングルカット」は、トライアングルカットの「通常切削と比べて切粉は分断されるが加工時間が長くなる」というデメリットを解消すべく、加工経路を調整した新機能です。
従来のトライアングルカットと同様に、角スライド(滑りスライド)機にも適用することができます。
*1 トライアングルカットの詳細はこちらをご参照ください。
https://www.nakamura-tome.co.jp/2024/05/13/trianglecut-news/

■トライアングルカットとは
旋削加工の経路を三角形に動作させることにより、切粉を分断しながら加工する機能(オプション)です。三角形の経路を描くことで刃先が被削材から離れ、エアカットするため確実に切粉が分断されます。
しかしすべての加工経路において三角形を描き続ける加工方法であるため、加工時間は2.7~3倍ほどに伸びる傾向がありました。
・通常切削の工具軌跡例

・トライアングルカットの工具軌跡例

■高速トライアングルカットとは
トライアングルカットを進化させた、新しい加工経路の切粉分断機能です。
従来のトライアングルカットでは加工経路全体で三角形を描いていましたが、高速トライアングルカットでは三角形を描くピッチを設定できるようになりました。三角形以外の部分は通常の旋削動作になるため切削距離が節約され、加工時間が大きく短縮されます。
・高速トライアングルカットの工具軌跡例

下記YouTubeリンク先にて、高速トライアングルカットについてご紹介しております。
https://youtu.be/gI00afak4rM
■高速トライアングルカットの使い方
トライアングルカットを適用したい加工プログラム部分をG338(開始コード)とG339(終了コード)で挟むことで使用できます。引数Hを記述することで高速トライアングルカットモード*2 になります。
*2 引数Hを記述しない場合は、従来のトライアングルカット動作になります。


■比較
高速トライアングルカット、従来のトライアングルカットの加工時間、面粗さ、切粉の状態を通常切削と比較すると下記のようになります。
| 通常切削 | 高速トライアングルカット *3 | トライアングルカット | |
| 加工時間 | - | 1.5倍 | 2.7~3倍 |
| 加工後面粗さ(Ra) | - | 1.2倍 | 1.2~2倍 |
| 切粉の状態 | △ | 〇 | ◎ |
*3 オーバーラップ率30%
・切粉の状態

高速トライアングルカットは、トライアングルカット機能(オプション)を購入いただくことで使用することができます。従来のトライアングルカットをすでに導入している場合は、中村留のソフトウェアアップデートサービス「NT Update」より、高速トライアングルカットへの無償アップデートが可能です。
■お問い合わせやご相談はこちら
https://www.nakamura-tome.co.jp/contact_menu/contact_product/
■最後に
今後もお客様のお声を積極的に取り入れていきたいと考えております!機能面など気になることがございましたら、些細なことでもお伝えいただければ幸いです。
今後とも中村留精密工業をよろしくお願いいたします。
【会社概要】
会社名:中村留精密工業株式会社
所在地:石川県白山市熱野町ロ15番地
代表者:代表取締役社長 中村匠吾
設立:1960年12月
URL:https://www.nakamura-tome.co.jp
事業内容:複合加工機、複合精密CNC旋盤
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
中村留精密工業株式会社 販売促進部
TEL:076-273-3823
e-mail:nt-mktg@nakamura-tome.co.jp