森と海は繋がっている

構内にサンゴジュという木があります。実の部分をよく見ると海の中のサンゴとそっくりな顔をしています。いまはまだ薄いピン色ですが、夏から秋にかけて一層赤く染まります。このサンゴジュの葉は水分が多いため燃えにくく、枝は燃やすと泡のようなものが噴出し延焼しないことから生け垣や防火樹としても利用されています。「森と海は繋がっている。森の栄養が海に流れ込んで、海に栄養が行きわたり、海洋生物が育っていく」こんなストーリーにこのサンゴジュは賛同しているかのようです。