【プレスリリース】揺動切削機能 搭載機種拡大!新たに複合加工機7台に搭載可能に

中村留精密工業株式会社(石川県白山市、代表取締役:中村健一)では、新たに複合加工機7機種に揺動切削機能をOPとして搭載します。これにより、搭載可能機種は計14機種となります。この揺動切削を取り入れることで、切粉が分断され工具やワークに巻きつくことを防ぐことができます。これにより、不良の削減や機械停止時間を減らすことが可能となります。

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■特設ページはこちら
https://www.nakamura-tome.co.jp/oscillation_cutting/

■揺動切削(ようどうせっさく)とは
中村留精密工業株式会社では、従来のNTY³-100・NTY³-150・WY-100 II・WY-150・MX-100・WT-100・WT-150IIに加え、新たにJX-250・NTJ-100・NTY³-250・WY-250・WY-250L・NTRX-300・NTRX-300Lに揺動切削を搭載します。
揺動切削とはサーボ制御により工具を振動させ、切粉を細かく分断させる切削方法です。刃先が揺動することにより空振り領域が生じ、切粉が切れるという仕組みとなっています。

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■背景
揺動切削機能はもともと自動盤を中心としていた技術でした。そのため、NTRX-300Lなどの最大径が600mm以上の大型機械への搭載は世界でも先進的な事例です。
大型機でも小型機でも切粉巻き付きのトラブルは同様に発生します。特にATC付きの機械では、切粉が工具に巻きついた状態で工具交換をすると、アラーム停止などのダウンタイムに結びつく可能性が高くなります。
このように、より長時間の自動化を想定した機械だからこそ、搭載するメリットが大きいと考え実験を繰り返してきました。実加工実験を行い、部品の寿命低下などのリスクを含め検証しました。その結果として、リスクは想定よりも少なく、さらに条件の調整によってもリスクを抑えられることが分かりました。
このような経緯で今回の搭載機種拡大に至りました。

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NTRX-300で大径ワークを加工している様子

■揺動切削の利点
揺動切削を用いることで、切粉の絡みつきを防ぐことができ切粉の排出性が向上します。これにより不良・機械停止時間の削減が実現され、生産性アップに繋がります。
また、揺動切削機能においては、NCオプションを搭載すればGコードでのプログラム指令をするだけで活用可能な点も魅力の一つです。

Youtubeでの発表も致しました。より詳細な情報が出ておりますので、ご視聴頂ければ幸いです。

■中村留へのご相談
中村留ではお客様からのお問合せを受け付けております。揺動切削機能に関するお問合せだけでなく、製品に関するご相談、加工に関するご相談に関しましても受け付けております。
下記リンクよりどうぞお気軽にお問合せくださいませ。


【会社概要】
会社名:中村留精密工業株式会社
所在地:石川県白山市熱野町ロ15番地
代表者:取締役社長 中村健一
設立:昭和35年12月
URL:https://www.nakamura-tome.co.jp

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
中村留精密工業株式会社 専務取締役 中村匠吾
TEL:076-273-1111
e-mail:shogo-nakamura@nakamura-tome.co.jp