環境報告書 2003年度版

環境コミュニケーション

当社は、環境会計を1999年に導入し、環境保全活動をできるだけ定量的に捉えること、そして、その成果を社内・外に発信し関係者とのコミュニケーションの手段とすると共に、より有効な改善活動に役立てたいと考えています。

2003年度環境会計

当社の2003年度環境会計については、2003年3月に環境省から発行された「環境会計ガイドブック2003年版」を参考に作成しています。公表用フォーマットとして、A表、B表、C表と3種類ありますが、当社としては費用対効果をできるだけ総合的に捉えようと考え、C表で作成しております。【公表用C表参照】

1. 環境保全コストについて

公害防止コストとして、ESCO導入に伴う付帯設備費等を投資額として上げました。 また、費用としては(5)社会活動コスト関連として構内の樹木管理費、(3)管理活動コストとしてのISO14001維持管理費及び環境測定費用、(1)事業エリア内コストとしての産業廃棄物・一般廃棄物処理費用及び浄化槽保守点検費用等が上げられます。

2. 環境保全効果について

  1. 事業エリア内コスト関連として、資源関連で、総エネルギー投入量としては8.4%の増加となりました。理由はA重油・灯油が減り、LPGが多少増加しましたが全体の99%を占める電力が増加した結果です。また、地下水量の大幅な減少は一部井水を使用していた空調設備を空冷式に変えた結果です。尚、原材料の増加は、電力と合わせて生産量の増加によるものです。
  2. 上・下流コスト関連としては、客先におけるエコ・キャンペーンよる効果等が該当しますが、今回、数値の把握が出来ず記入できていません。
  3. その他の環境保全効果では、製品の輸出梱包としてスチール梱包化を推進してまいりましたが、今回、輸出の全てが繰返し使用できるスチール梱包になりました。 また、樹木による二酸化炭素吸収量は、5.253kgを維持しております。【針葉樹の杉は、年間吸収量3.8kg、広葉樹のブナは年間2kgとして算出】

3. 環境保全対策に伴う経済効果について

  • リサイクルにより得られた収入額
    当社の場合、製品の構成素材としてたくさんの金属材料が使用されます。それらを加工する際に発生する切削屑は材質別に回収しリサイクルされます。
  • 省エネルギーによる費用削減
    不要時の消灯、事務機の電源切、空調機の温度調整等の既に日常化している省エネ活動による節電効果の見積額です。ESCO導入による効果が一部加わっています。
  • リサイクルに伴う廃棄物処理費用
    一般廃棄物として焼却していた紙類を再資源化することを維持管理しています。

環境情報連絡所

環境に関して、当社の周辺地域などから連絡のあった情報を総務部門が窓口になり、対処すると共にその記録を残しています。幸いにも、2003年度には苦情は1件もありませんでした。また、4月には、工場の付近に住まれる方から、『桜のライトアップで、お花見を楽しむことができました』という、当社にはうれしいお言葉をいただきました。

ホームページによるコミュニケーション

弊社のホームページにEメールアドレスを設け、インターネットを利用した問合せを受け付けています。

総合的効果対比型フォーマット(公表用C表)

中村留精密工業株式会社
集計範囲:(本社、工場)
対象期間:2002年4月1日~2003年3月31日
単位:(千)円

環境保全コスト

分類 主な取組の内容 投資額 費用額
(1)生産・サービス活動により事業
エリア内で生じる環境負荷を抑制する為の環境保全コスト
(事業エリア内コスト)
29,659 25,125
内訳 1. 公害防止コスト 塗装工場、排水処理施設維持 22,000 2,510
2. 地球環境保全コスト 庭園/温水暖房設備、他 7,659 17,105
3. 資源循環コスト 廃棄物処理費用 5,510
(2)生産・サービス活動に伴って上流又は下流で生じる環境負荷を抑制する為のコスト(上・下流コスト) 環境負荷の低い原材料の購入差額 334
(3)管理活動における環境保全コスト
(管理活動コスト)
環境教育、ISO維持管理及び監視測定 1,990
(4)研究開発活動における環境保全コスト
(研究開発コスト)
環境関連機能の設計開発の人件費 1,399
(5)社会活動における環境保全コスト
(社会活動コスト)
緑化、美化、景観保持等の維持管理費 9,520
(6)環境損傷に対応するコスト
(環境損傷コスト)
0

・上記(1)~(6)に当てはまらないコストで環境保全に関連するコストがあり、それを(7)その他環境保全に関連するコスト(その他のコスト)として記載する場合には、範囲が不明確にならないように内容や理由について開示して下さい。

項目 内容等 金額
当該期間の投資額の総額 塗装工場、情報化投資、他 30,159
当該期間の研究開発費の総額 試験研究費 5,531

環境保全効果

効果の内容 環境保全効果を表す指標
指標の分類 指 標の値
事業エリア内コストに対応する効果 事業活動に投入する資源に関する効果 エネルギーの投入(削減率)
上水の投入(削減率)※1
各種資源の投入(削減率)
事業活動から排出する環境負荷及び廃棄物に関する効果 大気への排出等
水域・土壌への排出
廃棄物等の排出(対前年比)
塩素系切削油全廃(削減量) ※2
上・下流コストに対応する効果 事業活動から産出する財・サービスに関する効果
その他
その他の環境保全効果 輸送、その他に関する効果 スチール梱包率 93.5%
その他 構内樹木によるCO2吸収量 5253kg

環境保全対策に伴う経済効果 -実質的効果-

効果の内容 金額
収益 主たる事業活動で生じた廃棄物のリサイクル又は使用済み製品等のリサイクルによる事業収入 740
費用節減 省エネルギーによるエネルギー費の節約 1869
省資源又はリサイクルに伴う廃棄物処理費の節約 0

※1:一部井戸水から上水への変更を行った。
※2:前年度撤廃完了の為、対象から外れる。