新塗装工場の完成
従来の塗装工程と比較し、大幅に環境負荷の小さな新塗装工場"ペインティングショップ"が2002年4月に稼動いたしました。粉体塗装を採用し、環境に配慮した最新鋭の設備です。
環境対策
第1の大きな特長として、塗料に含まれる溶剤中のトルエンやキシレンといった揮発性有機化合物(VOC)の使用をゼロとしました。これらの物質はPRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)の中で環境への排出、移動の管理対象物質となっています。また、有機溶剤に関する作業環境測定も不要になり、従業員の労働安全衛生環境も向上しました。
第2の特長として、塗装前の脱脂工程から出る洗浄水の排出をゼロにしました。洗浄水を循環使用することにより工業排水として外部に出さない設備とした他、これら洗浄漕や配管を全て地上化し、万一の洗浄水漏洩にも土壌汚染を引き起こさない構造としています。
粉体塗装による科学物質の削減効果
外部で塗装されていた部品を内製化したため、管理するべき化学物質の増える要素がありました。しかし、トルエン、キシレンの使用量は2001年度に比べ、2002年度はそれぞれ14%、29%減となり、大幅な減少となりました。
PRTR年間使用量の比較(2001年/2002年)
化学物質の削減量
粉体塗装は、外部調達されていた有機溶剤系塗装を代替した効果となるため、削減量を計算いたしました。その結果、2002年度は左表のように排出される化学物質の大きな削減につながったと推定しています。
| 削減された化学物質 | 化学物質重量(kg) |
|---|---|
| エチルベンゼン | 770 |
| キシレン | 1925 |
| 六価クロム | 310 |
| 1,3,6-トリメチルベンゼン | 468 |
| ホルムアルデヒト | 77 |
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